ここは、東京の近くの町に住んでいる、つばさ君の家・・・
◇◇◇
つばさ |
チュー太先生〜、3月からず〜〜〜っと学校が休みになってしまって、たいくつでたいくつでしょうがないよう〜。 |
チュー太先生 |
やあ、つばさ君、ひさしぶり!元気かな?こんなに長いあいだ学校に行けないなんて、困ったもんだなあ。 |
つばさ |
そうそう、そうなんだよ、ひまでチュー(笑)。なにかおもしろいことないの〜? |
チュー太先生 |
そうだな・・・それじゃあ、今日はおもしろいアプリを紹介しよう! |
つばさ |
やったー!なになに? |
チュー太先生 |
男の子が大好きな「電車と飛行機のアプリ」だよ。 |
つばさ |
おおー、好き好き!やってみたーい!!! |
チュー太先生 |
よし、ではさっそくやってみよう。スタートボタンを押すと始まるよ。 |
チュー太先生 |
よし、開けたかな? |
つばさ |
わぁー、カラフルな電車が動いてる! |
チュー太先生 |
これは「Mini Tokyo 3D」というアプリだよ。東京の地図と、東京の近くを走る電車が見えているだろう?今、リアルに走っている電車と同じように動いているんだ。 |
つばさ |
へぇー、すごい!未来の世界に来たみたい!! |
チュー太先生 |
今日はつばさ君に、このアプリを使っていくつかのミッションをクリアしていってもらおう。 |
つばさ |
よーし、まかせて! |
つばさ |
新宿駅の場所・・・。 |
チュー太先生 |
新宿駅は、日本で一番電車を乗り降りする人が多い駅だよ。たくさんの路線がつながっているぞ。 |
つばさ |
へぇー、じゃあ電車がたくさんとまっている駅を探せばいいんだね。 |
チュー太先生 |
まずは地図を動かしてみよう。 |
つばさ |
えーと、どうやって動かすの? |
チュー太先生 |
パソコンとスマートフォンのどちらを使っているかでやり方がちょっと違うから、下の表を見ながら動かしてごらん。 |
操作 | パソコン | スマートフォン |
---|---|---|
移動する | マウスの左ボタンを押しながら動かす(左ボタン+ドラッグ) | 画面にさわりながら指を動かす(ドラッグ) |
方角を変える | マウスの右ボタンを押しながら左右に動かす(右ボタン+ドラッグ) | 2本指で画面をさわってねじるように指を動かす(ドラッグ) |
かたむきを変える | マウスの右ボタンを押しながら上下に動かす(右ボタン+ドラッグ) | 2本指で画面をさわって上下に指を動かす(ドラッグ) |
大きくする・小さくする | マウスホイールを回す、または「+」「−」マークを押す(クリック) | 2本指で画面をさわって指の間を遠ざけたり近づけたりする(ピンチイン・ピンチアウト) |
つばさ |
おーーーーー、動き出したよ!おもしろ〜い。 |
チュー太先生 |
そのちょうし!動かしながら探してみよう。一番はじめに地図に出ているのは東京駅だ。新宿駅は左のほうに移動していくと見えてくるぞ。 |
つばさ |
できたできた。新宿駅にとうちゃく〜。 |
チュー太先生 |
よしよし、よくできました。新宿駅には黄緑色の山手線、オレンジ色の中央線、黄色の総武線など、たくさんの路線がつながっているだろう? |
つばさ |
うん、ほかにも赤い線や青い線もつながってる!これだけ電車が入ってくると、そりゃあ混むよねえ。 |
チュー太先生 |
よし、じゃあ、もっと近づいて見てみようか。右上の+(プラス)ボタンを押してみて。 |
つばさ |
ビルがたくさん出てきた! |
チュー太先生 |
こんなふうに町の中を電車が通っているんだね。よし、次はミッション2へ、レッツゴー! |
チュー太先生 |
地面の下にも何かあるってことだね。 |
つばさ |
地下ってことでしょ?もしかして地下鉄が通ってるってこと??? |
チュー太先生 |
さてどうかなー。たしかめしてみよう!地下を見るには、右側にある目のマーク をクリック。そうすると地下に移動するよ。 |
つばさ |
おー、暗くなった!これが地下??地下鉄が走ってる!!!地下鉄ってこんなふうに走ってるの。見るの初めて。スゴーーーい。 |
チュー太先生 |
東京には地下鉄が13路線も走っているんだ。それから、地下鉄だけではなくて、地上を走っている電車が地面の下にもぐって走っているところもある。 |
つばさ |
うわー、地上の電車と比べると、地下鉄の線ってごちゃごちゃでクモの巣みたい。 |
チュー太先生 |
そうだね。今度は右上の−(マイナス)ボタンを何度か押してみると、東京の地下全体を見わたせるぞ。 |
つばさ |
ほんとうだ、おもしろい。ねえチュー太先生、どうして東京の真ん中の方だけたくさん地下鉄が通っていて、真ん中から離れていくと地下鉄がなくなっていくんだろう・・・? |
チュー太先生 |
ふむ。それは、東京の電車の線路が昔から長い時間をかけて少しずつ作られてきたからだよ。東京の地上のおもな線は、100年以上も前から作られているんだ。 |
つばさ |
ええー、そんな前から電車って走っているんだ!。 |
チュー太先生 |
そして東京の町も、時間とともにどんどん建物や道路ができていくんだけど、そうすると今度は新しく電車の線路を作るための場所がなくなってしまった。 |
つばさ |
ああ、そうか。だから地面の下をほって、電車を走らせるようにしたんだ! |
チュー太先生 |
そのとおり。とくに、東京の真ん中はビルとかがたくさんあるので、ほとんどの電車は地下を走っているんだね。 |
つばさ |
へ〜〜。 |
チュー太先生 |
地下鉄を十分楽しんだかな? |
つばさ |
うん、楽しかったー。地下鉄ってふつう目に見えないから、こうやって見られるのはすごいね。 |
チュー太先生 |
では、次のミッションに行ってみよーう。 |
チュー太先生 |
よし、いよいよ電車に乗ってみるぞ。もう一度目のボタンを押して、地上に戻ろうか。そうしたら、好きな路線と駅を選んでみよう。 |
つばさ |
わぁー、楽しみーーー。どれにしようかな。 |
チュー太先生 |
何度でも乗り降り自由。まずは好きな電車にマウスポインターを合わせてみよう。 |
つばさ |
電車の紹介が出てきた。線の名前とか、行き先とかが書いてある。 |
チュー太先生 |
では、その上でクリックしてごらん。 |
つばさ |
わっ、今度は地図が回り始めた。 |
チュー太先生 |
これはヘリコプターから見た地上の様子だよ。右上にヘリコプターのマーク があるのわかるかな?このマークになっていると空の上から電車のまわりを回りながら見た景色になる。ヘリコプターマークをクリックすると、今度は電車マーク に切りかわる。すると、電車をななめ後ろから見る景色に変化するんだ。 |
つばさ |
いろんな角度から見られるんだね! |
チュー太先生 |
そして、今乗っている電車が今まで停まった駅と、これから進んでいく先の駅と時間が正確に出てきているね。 |
つばさ |
わかりやすーい!まるで電車の運転手になった気分。 |
チュー太先生 |
いろんな電車に乗って、旅をしてみよう!!! |
つばさ |
チュー太先生、さっき京浜急行の電車に乗ったんだけど、途中で地下にもぐって真っ暗になったと思ったら、いつのまにか浅草線という電車に変わっちゃってる。 |
チュー太先生 |
それは乗り入れ電車というものだね。京浜急行と地下鉄の浅草線はちがう線だけれども、一つの電車がそのまま別の線に入っていって走り続けることを「乗り入れ運転」というんだ。 |
つばさ |
と、いうことは・・・、乗り入れ運転をしている電車に乗っていれば、途中の駅で別の線の別の電車に乗り換えなくてもいいってこと? |
チュー太先生 |
そう、そのとおり。今、つばさ君が乗っている電車は、京浜急行から浅草線に乗り入れて、その先でさらに京成電鉄に乗り入れて、そのまた先で北総鉄道にも乗り入れているよ。 |
つばさ |
へえー、一つの電車でそんなに遠いところまで乗っていけるんだ、便利だねえ〜。 |
チュー太先生 |
でも行き先には気をつけて。まちがった行き先の電車に乗ってしまうと、行きたいところとはまるで違う場所にいってしまうぞ。 |
つばさ |
うわー、それは大変!このアプリでどこに行くのか確かめてから、本当の電車に乗ろうっと。 |
チュー太先生 |
さて、つばさ君は飛行機にも興味があるかな? |
つばさ |
うん、もちろん。休みの日にお父さんと空港に行って、順番に飛んでいく飛行機を見ることもあるよ。 |
チュー太先生 |
Mini Tokyo 3D では、羽田空港と成田空港に到着したり、出発する飛行機をみることもできるんだ。 |
つばさ |
電車だけではなくて、飛行機も見られるの?すごい!! |
チュー太先生 |
もちろん、飛行機もリアルタイムの動きだよ。実際に到着が遅れている飛行機だったら、遅れて地図の上に出てくる。今は新型コロナウイルスの影響もあって、飛んでいる飛行機の数が少ないのは残念だけどね。 |
つばさ |
えーっと、羽田空港はどこかな・・・。 |
つばさ |
・・・滑走路があるから、羽田空港はここかな。あ、飛行機が空港に向かって飛んできているのが見える! |
チュー太先生 |
そうだね、羽田空港には4つの滑走路があって、ふつうは2つを到着、2つを出発する飛行機のために使っているんだ。混んでいる時間には、飛行機が列になって順番に飛んでいるようすが見られるよ。 |
つばさ |
えーと、ミッションは出発する飛行機がどこへ行くかだったっけ。 |
チュー太先生 |
電車と同じように、飛行機もマウスポインターを合わせてみると、行き先がわかるぞ。 |
つばさ |
どれどれ、この飛行機は札幌行き、こっちは福岡行き。あ、こちらの飛行機はサンフランシスコ行きで、こちらは北京行きだ。 |
チュー太先生 |
日本だけではなくて、世界の都市に向けてたくさん飛んでいるのがわかったかな? |
つばさ |
こんなにたくさんの都市とつながっているなんて知らなかったよ! |
つばさ |
チュー太先生、これ・・・時間をコントロールって・・・。超能力者じゃないんだから、ムリだよー。できたらいいなとは思うけど・・・。 |
チュー太先生 |
いやいや、Mini Tokyo 3D ならそれができるんだよ。 |
つばさ |
えっ、そうなの?ど、ど、どうやって!?。 |
チュー太先生 |
まずは画面の左上に出ている時計を見てみよう。これは今の時間を指しているよね。 |
つばさ |
うん、今の時間だね。 |
チュー太先生 |
次に、画面右側の横向きの三角形が描いてある「再生モード」ボタン を押してみて。そうすると、時計の下に「日付時刻を変更」というボタンと、「−」「1倍速」「+」と書かれたボタンが出てくる。 |
つばさ |
ほんとうだ、出てきた。 |
チュー太先生 |
ここで「日付時刻を変更」ボタンを押すと、年・月・日・時・分・秒の数字と、それを変えるための「−」「+」ボタンが出てくる。これを操作して好きな時間に変えて、最後に「OK」ボタンを押すと、地図の世界がタイムスリップするんだ。 |
つばさ |
ええー、すごい!自分の好きな時間に行くことができるってこと? |
チュー太先生 |
そうそう。これでミッションを進められそうかな? |
つばさ |
やってみる!えーっと、朝5時に行かないといけないから、時を5、分を0、秒を0にセットしてと。最後に「OK」をクリック、と。おーーーーー、地図が青っぽくなって、時計が5時に変わってる〜。 |
チュー太先生 |
町のようすはどんな感じかな? |
つばさ |
この時間でも電車はもう動いているけど、昼間と比べると数は少ないかなあ。 |
チュー太先生 |
よし、じゃあ残りのミッション、1日の電車の動きを早送りにするというのもできるかな? |
つばさ |
もしかして、この「1倍速」と書かれているところのボタンを押すと時間が速くなったりする? |
チュー太先生 |
なかなかするどいね。どうなるかやってごらん? |
つばさ |
よし、「+」を押して速くしてみるぞ・・・。わ〜〜、時計の動きが速くなって、電車も速ーい!! |
チュー太先生 |
もっともっと速くできるぞ。「300倍速」くらいまで速くして、ながめるとおもしろいかもね。 |
つばさ |
うわー、こんなにたくさんの電車が動いたり止まったり・・・。なんだか、アリの巣を観察しているみたいな気分になる! |
チュー太先生 |
ははは、たしかにアリの動きに似ているかも。神様が空の上から人間を見たら、こんなふうに見えているのかもしれないね。 |
つばさ |
よ〜し、次は最後のミッションだな。 |
つばさ |
特急列車、かっこいいよね!速いし、乗るとなんだか特別にえらくなった気分になる。 |
チュー太先生 |
ははは、なんでつばさ君はえらくなった気分になるの? |
つばさ |
だって、特急列車ってほかの列車を途中の駅で追い越したりするでしょう?特急のために、ほかの列車に乗っている人を待たせて線路を走れるようにしているんだよ! |
チュー太先生 |
ははーん、そう言われると、その通りだなあ。 |
つばさ |
まずは、成田エクスプレス・・・、と。うーん、どこを走っているかわからないや。 |
チュー太先生 |
成田エクスプレスは、飛行機で旅行する人を成田空港まで送りとどけるために運転されている特急列車だよ。成田空港は千葉県、地図のずーっと右のほうにある。池袋駅や大船駅から、東京駅を通って成田空港に走っているよ。 |
つばさ |
あっ、この赤と白と黒の電車、見おぼえがあるかも。これ、もしかして成田エクスプレス? |
チュー太先生 |
そう、大正解!普通の電車と違って、ちゃんと特急列車の見た目に近い色がついているね。 |
つばさ |
わー、特急列車だから、途中の駅で普通の電車を追い越してるよ〜。 |
チュー太先生 |
小田急ロマンスカーはどうかな? ロマンスカーは、新宿から出発して、箱根や江ノ島に向かう特急列車だ。 |
つばさ |
この「はこね5号」っていうのがロマンスカーかな?ん、こっちは「えのしま1号」っていう違う色のもあるぞ? |
チュー太先生 |
ロマンスカーは、4つのタイプが違う列車があって、色も違っているんだ。全部見つけられるかな? |
つばさ |
へえー、いろんなタイプがあるんだ。そうだ、さっきの時間をコントロールするボタンを使って、全部探してみるぞー! |
◇◇◇
つばさ |
今日はすごく楽しかったよ。チュー太先生、おもしろいアプリを教えてくれてありがとう! |
チュー太先生 |
いやいや、それだけ楽しんでもらえたのなら先生もうれしいよ。 |
つばさ |
ところで、チュー太先生はどうしてそんなに電車にくわしいの? |
チュー太先生 |
おお、よくぞ聞いてくれた!実は、先生がまだチュー学生だったとき、チューチュートレインという歌がはやっていて、それで電車にむチューになってしまい、とうとう電車の運転手になったんだ。そしてチューおう線というオレンジ色の電車を毎日運転して・・・ってあれ、つばさ君・・・? |
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